今週のマネジメント 第521号 勝手に動く社員、輪を乱すスタッフがいなくなる一手とは

最近SNSにおいて、有給取得が認められなかったことについての投稿が多くの人の注目を集めました。

 

様々な意見がありますが、ここで「人の力で業績を上げていきたい」と考えている店舗型のビジネス経営者が見るべきポイントがあります。

 

それは

 「なぜリーダーと皆の考えが対立してしまうのか」

 

 

そもそも会社組織とは、リーダーの主張

 「こうすべきだ」

 「皆さん、そう思いませんか?」

があって、その考えに

 「確かにその通りだ」

と賛同した人達で構成された集団です。

 

何もない所にある日突然会社があらわれて、その中からリーダーが生まれ

 「皆さん、これからはこうしていきませんか?」

といった順番ではありません。

 

よって必須となるのは

 ・皆を納得させ、引っ張っていけるリーダーの発信力

そして

 ・皆の声を反映させていく組織全体の受信力

この相互の意思疎通力です。

 

ただ、そこに気をつけていれば全てうまくいくとは限りません。

 

社長の発信を受けた社員やスタッフ達が100%

 「確かにそうだ」

となるわけではありませんし、残念ながら

 「それは違うのでは?」

などのスレ違いは生じてしまうことです。

 

しかし、はっきり言える事は

リーダーの思いと皆の思いを相互に伝えあっている企業において、意見が対立する事はまず無

ということ。

 

ましてや、社外の人達に対して

 「我が社ではこんな事があったんですけど、どう思いますか?」

といった事態もまず無いということです。

 

 

もしそんな対立や不満が外にでてしまうようなことが起きたとしたら、どのような原因が考えられるのか。

 

それは

 ・会社のトップからの発信

 ・社員、スタッフ達の思いの受信

それぞれが確立されていたのか。

 

そしてそのインフラ整備に力を注げていたのかどうか。

 

経営者としては、そういった視点で捉えるべき問題と言えるのではないでしょうか。

 

 

弊社ではまれにこんなご相談をいただくことがあります。

 「どう評価したら、会社の指示にブレなく従ってくれる人が増えていくのか」

 「会社の思惑から逸脱している人はどう罰するべきなのか」

 

結論から言いますと、どちらのケースも良い一手を出すことは可能ですが、残念ながらうまくいくのはその場限りです。

 

その後、従ってくれる人を増やしていけるのか、逸脱している人を減らして会社を発展させていくことができるのか、と問われますとそれは難しいです。

 

なぜなら、そもそもの相互の意思疎通の仕組みが整備されていない前提の話だからです。

 

 

店舗型のビジネスにおいて

・発信は簡単ではありません。

時に社員やスタッフ達に意図しない捉え方をされて、不満が出てしまうこともあります。

 

・受信も簡単ではありません。

時に意図しない前例をつくってしまい、事態の収拾に多くの時間とコストがかかってしまうこともあります。

 

ただ会社がなすべきことは

 「どうしたら発信や受信をしなくてもうまくいくか」

ではなく

 「どうしたら発信や受信が大変じゃなくなるのか」

 
皆が満足するような発信と受信の仕組みを確立し、都度都度軌道修正を続けていくこと

ではないでしょうか。