「また会社がおかしな事を始めた」
「私達もそれをやらなきゃいけないんですか?」
「本当にうまくいくんですか?」
コロナ禍において、あの手この手で会社は次の一手を打つ度に従業員から不満が出るんですよ。
だから毎回、気苦労が絶えません。
「今度はきちんと受け入れてくれるだろうか?」
「前向きに受け取って欲しいな」
など
でもきっといつか
「私はこれだけ数字を上げられました!」
と前向きな従業員ばかりになるだろうと信じてやってきました。
「ところが10年以上経っても、全然増えていかない。」
「困ったもんですよ」
チェーン経営者のB社長がこんな事をおっしゃっていました。
私は
「会社の立場が逆転していますね。」
本来 【従業員が次の一手を考えて、経営陣は承認、もしくは却下する】 という構図のはずが
なぜか【経営陣が次の一手を提案して、従業員が承認もしくは却下する】 という逆転の形になってしまっていますから
「そういわれると・・・そうですね」
「だけど『次の一手を考えて挑戦しましょう』とは何度も言ってるんです」
「動こう、挑戦してみようって誰もがなればいいんですけどね」
「伊東さん、何かいい方法はありますか?」
私は
「良い方法というより、うまくいった事例ならご紹介できます。」
「ちょうど最近『利益が倍増した』とおっしゃっていたチェーン企業のM社も、当初そんな逆転の状態からスタートしました」
M社長はそれまで
「伊東さん、本音を言いますと私は必死に次の一手を考えて
うまくいってるかどうか? 従業員の顔色を見る・・・というサイクル自体が嫌なんです。」
「彼らが勝手に『社長! 数字を上げてきましたよ」と報告してくるような会社にしたいんだ!」
と強く望んでおられました。
そしてM社が打った手は誰もがマネジメント面に仕組みを創ったことです。
その結果、社員、スタッフから「数字を上げました」というサイクルができあがったのです。
B社長は
「仕組みですか・・・」
「仕組みを使うと社員同士の身近な距離感が失われませんか?」
M社は
「自社が望むものではない仕組みを取り入れた」 のではなく
「自社が望む仕組みを0から創り上げた」 ということですよ
元々どこかに存在する仕組みを取り入れたわけではありませんので
できあがった仕組みにはM社長ご自身の考えが芯に入ってます。
ですからB社長がお望みの形があれば、そんな仕組みを0から創ったらいいだけです。
できあいの仕組みを取り入れて「思い通りにならないな~」という事はありません。
「0から創るんですか、なるほど」
「でも時間がかかりそうですね」
おっしゃる通りで大変です。
・誰も前向きに働いて欲しい為には「仕組み」が必要
・そしてその「仕組み」を創るには「戦略」が必要
と2段構えになってますから。
ただ、その工程の大変さを乗り切った企業だけが
利益倍増と言う果実を得られるのは間違いありません。
その数カ月後B社長から連絡がありました。
「伊東さん、仕組みを創る際の戦略にブレが無いか見てもらえませんか?」
仕組み創りに取り掛かった理由を聞いてみたところ
「もう何年も待つより、自分が動いた方が早いですからね」
チェーン経営者は、次々に現れる課題をどうクリアしていくのか?
それとも、そもそも自分が会社をどのような形にしたかったのか?
企業の業績の差はここから生まれます。